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  • Writer's picturefuzuki hoshino

日記

1月1日 年が明けた。うめちゃんから松本に居るから遊びたいという連絡がきたので、薄川で合流して散歩した。外は1月らしくしっかり寒い。私も今年は親戚と集まるのがなんとなく億劫なので、松本に居ることにする。 イオンで各々好きなドーナツを買って、うちでカフェオレを淹れて食べた。 去年のうちにやろうと思ってずっと放置していた、自分の収支を把握するという作業を手伝ってもらう。久しぶりにマネーフォワードを開いたら見方がぜんぜんわからなかった。いつも、確定申告直後はお金と向き合う意欲があり、レシートを管理したりデータを付けようとしているけれど、しばらくすると本当に何もやらなくなってしまって、自分の極端さにびっくりする。うめちゃんのおかげで昨年の収支をなんとなく把握することができた。 夕方、緊急地震速報が鳴ったかと思ったらすごい揺れが起こった。寝ていた有吉さんも起こして、3人でリビングの机の下に避難した。うちはマンションの3階だからかすごく揺れた。長い横揺れは、高校3年の時に経験した東日本大震災を思い出した。 テレビをつけると北陸の様子と、どんどん広がる被害の速報が流れて、つい吸い込まれるように画面を見てしまう。テレビを消して、買い物に行く。 白菜と豚肉とスライスした大根の鍋を作って食べた。飯山線が止まってすぐる(うめちゃんの夫)が帰れなくなったので、うめちゃんがうちに泊まっていくことに。 みんなでダイアンのYoutubeを見て、交代でお風呂に入って、はやめの時間に眠った。


1月2日

うめちゃんと朝ごはんを食べて(トーストと、コーヒー)、私は洗濯物を干したりして、うめちゃんは昨日の洗い物をしてくれた。この家には当たり前みたいにうめちゃんが居ることが多い。私はそれがうれしい。 夕方、シネマライツに『PERFECT DAYS』を観に行った。最後の朝焼けのシーンが美しくてとてもよかったな。年始の街が静かなときに観られてよかったと思う。 夜は実家に帰った。めずらしく家族みんなが居て、ご飯を食べて、お風呂に入ってあたたかい布団で眠る。私にとって実家は、くつろぐことができて、安心する場所の一つなのだけど、そう思えることが当たり前じゃないんだ、ってことを最近よく考えるようになった。


1月3日

昼過ぎから妹と初詣に行こうと思って、上社へ向かう。ふたりとも三が日の人の多さを甘く考えていて、途中道路の渋滞がひどかったので早々に諦めてミスドへ行き、ドーナツを食べた。 帰りにセリアで毛糸を買って、動画を見ながら無心で編み物をはじめる。ここ数日のニュースやSNSが、震災や痛ましい事故のことばかりで心が削られてしまったみたいで、無心で手を動かすことにすごく癒された。 冬になると突然編み物をしたくなり、春が来るとやめて、また寒くなるとはじめて……と繰り返して今年で3年目。毎年ブランクがしっかりとあるので、いつも最初は編み目の数がおかしくなってしまう。 今日も編み目が合わなくて、何度もほどいては、やり直して少しずつ進めている。


1月4日

朝起きて、なんとなくTwitterとThreadsのアプリを消去した。そこにある今の空気感や、飛び交う言葉を見ると心がしんどい。アプリを消しては、また利便性のためにダウンロードするということを一年で何度か繰り返している。 母と妹と初詣のリベンジで今日も上社へ行く。とても寒かったので参道で甘酒を買った。 お参りをして、100円のおみくじを引く。私は小吉で、今年は何をやってもそんなにうまくいかない年、みたいなことが書いてあった。根拠なんてどこにもないけれど、今年はぜんぶがうまくいくってなぜか本気で思っているから、おみくじに書いてある言葉のことなんてぜんぜん信じてない。


そのあと、能登半島への支援物資を集めて届けるプロジェクトを行っているRebilding Centerへ家で使っていない毛布や防寒具を届けにいく。リビセンは、入口にスタッフがたくさんいて、すごく活気があった。こういうときにすぐに立ち上がって動ける人たちのことを本当に尊敬する。自分にできることなんて小さいけれど、それでも何かすこしでも役に立てたらって思う。 今日も極力ネットを見ないようにして、編み物をしていた。 昨年末から少しずつ読み進めていたカポーティ―の小説を読み終わってしまって、なんだかさみしい。


1月5日

朝、雑草や道が凍っていた。光をきらきらと反射させていて、冬の晴れた朝はとてもきれいだなあと思った。冬のどんよりした曇りの日は、さみしい気持ちになるから苦手。 私は天気に気持ちをすごく左右されている。天気くらいでさみしくなったり、うれしくなったりしたくないとずっと思ってきたけど、だんだんと自分の気分なんてものは天気みたいに簡単に変わってしまうことを理解してきたように思う。 と書いてはみたけれど、一瞬すごく晴れて気分がよくなると、それがずっと続くような気がしてしまう。続けばいいな、って思う。 自分の手には負えないものに期待して、それがうまくいかないと心が細くなり、どうしようもない気持ちになるのをやめることができない。 誰にも見られていないところで泣きたくなる。思い切り喚いたりしたい。そういう自分は絶対に見られたくないと思う一方で、どこかで誰かに知っていてほしいみたいな気持ちもある。

何もかなしくないのに、私にはかなしいことなんて何も起きていないのに、たしかにかなしい気持ちがここにある。自分にはかなしいことが起きていない、ということがかなしいのかもしれない。 なるべく外側に意識を向けられるように、友だちと話したり、散歩をしたりして過ごしている。だから、寒いのはまだなんとか我慢するから、毎日なるべく晴れていてほしいと思う。

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