top of page
Search
  • Writer's picturefuzuki hoshino

2023012

深夜。家族も寝て、猫も寝て、わたしだけが起きている。 夜は静かで、宇宙に放り出されたようにぽっかりと孤独。 なんとなく付けたテレビは海外のドラマを放映していて、いろいろがままならない気持ちのまま、ぼんやりとそれを見る。 自分の知らない世界のどこかで、今日も誰かが生きているのだという実感に感慨が湧く。 明日は(正確には日付が変わって今日)、これからどうなるだろう、と考える。(朝は起きれるかな)(予定は何があったかな)(おなかがすいてきた気がする)(友だちとうまくやれるかな)

いろいろな考えが雪みたいに背中に積もって、こたつから動けなくなる。 昨晩眠れなくて、深夜に「私の解放日誌」を見ていたら、こんな高校生の頃の気持ちを突然思い出した。あれはたしか受験前の冬で、昨日みたいにひどく寒い夜だった。

37 views

Recent Posts

See All

昨日の朝、といっても10時くらいに有吉さんが起きてきて、原稿書くぞーって意気込みながら部屋に籠って、作業をはじめた。 その日は原稿の締切で、締切の日に書き始めるという心理が私にはわからず、その日のうちに書き上げられなかったらどうしよう…という不安を抱えたくないので原稿は基本的に期日前に仕上げることにしている。これまでテーマに対して文章を書けなかったってこともあまりなくて、自分のペースで仕上げること

記録

bottom of page