修ちゃんと電話した。新年に松本駅で別れて以来はじめて声を聴いた。
私がコロナだったときに、修ちゃんから「鍵を失くしたからはやめに送り返して欲しい」と連絡があって、熱でうなされながら「早く返して欲しいから口実として鍵を失くしたと言ったのかな…」と勝手に妄想して落ち込んでいたが、実際に鍵を失くして、そのあとに更に財布まで失くしたらしい。
彼がものを失くすところをほとんど見たことがなかったから意外に思っていると、「今年に入って縁起がいいと流行っている仲里依紗の証明写真を待ち受けにしてから運気がすこぶる悪い」と話していて笑った。仲里依紗の写真が縁起がいいなんて聞いたことがない。
連絡する頻度こそ低くなったけど、相変わらず仲はいいし話していてとっても楽しかった。しかも、付き合っていないというだけで、相手に期待するものが無くなって、それがすごく自由な感じがしてうれしい。
自分が望むパートナーに対する期待、みたいなものがまったく無くなって気持ちが
楽になった。ただ話してて楽しくて、しかもお互いのことを結構わかっている関係だけが残った。
恋愛とは…ますます謎だけど、人と人との関係はそれぞれ一対の関係でしかなくて、お互いの望んでいることをちゃんと話して、相手を思いやること、それから自分の気持ちをちゃんと伝えること、それでしかないような気がする。(言葉にするとすごくシンプルで、当たり前のことだけど、これを実践するとなると結構むずかしい…)
私はわからないことがあるとすぐ言葉に頼って、定義とかに着目してしまうから、自分がそこに当てはまらないことを知っていつも不完全な気持ちになっていた。だけど、わからないことを考え続けることで、最近は大きな違和感と向き合うコツみたいなものが少しずつだけどわかってきたような気がする。(答えが出ないまま話したり、あきらめずに考え続けてよかった…) 気持ちが楽になったし、修ちゃんには本当に感謝しかない。
すてきな人と別れられてよかった。
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