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  • Writer's picturefuzuki hoshino

20230124

取材のため福井県にいる。朝ドーミーインで目が覚めて、昨日の深夜に食べた夜鳴きそばがまだ胃の中にある気がしたので、朝食はとらなかった。

突然雷が鳴ると、雹がすごい勢いでばらばらばら!と音を立てて降ってきた。それが雨になったので、ミネさんとタクシーで駅前まで向かう。

取材先まではレンタカーで一時間くらい。レンタカー屋さんの女性が、口調はやさしかったけど、なんとなく動きに圧を感じてちょっと疲れた。車を借りる時に毎回事故を起こした際の保険について説明されるけど、いつもすごく不安な気持ちになりながら断る。そのやりとりがすごく嫌だなあ…と思うけど、向こうも仕事だから仕方がないのかも。あきらめる。


トンネルを抜けると、雪に変わっていた。3Dの映像を見ているような気分になって「わあ、3Dみたい…」と言ったけど、現実って3Dですよね…だけど、日常の中で立体感と距離感がうまく掴めない時がよくある。


取材先に着いてインタビューをする。集中していたらあっという間に4時間くらい経過していて、終わったらどっと疲れが出た。帰り道は完全にホワイトアウトしていて、周りが一面真っ白。乗りたい特急に間に合うように急いでレンタカーを返して駅に走った。

だけど、特急は吹雪で止まっていて、いつ来るかすらわからない状況。そわそわしてしまって、前に居た女性(そわそわしている)に話しかける。他愛のない会話「いつ電車来ますかね…」「どれくらい待っていますか?」「どちらまで行かれますか?」をしただけだけど、開放感があった。50分くらい待ったら特急のしらさぎが来る。自由席に座れた。 外は吹雪で、特急は牛のようにゆっくり進む。最初の経由地である金沢までぜんぜん辿り着かない。仕方がないので、さっきの取材の音声を文字に起こす。他にやることもないので、とても作業が捗った。スマホの充電が無くなってきて、不安になる。食料もないし、もし電車が止まったら…と考えるといろいろな自信が急に無くなった。心細い。金沢に2時間遅れで着いた。

それから、長野駅までの新幹線の切符を買う。動きますように…と祈りながら発券。 金沢駅のスタバに入ってiPhoneの充電をする。紅茶クリームのオートミールケーキ(正式な名称を忘れた)とソイラテを頼んだ。空腹が紛れて、充電も少しできたから少し安心。20分くらい時間があまったので、おばあちゃんたちにお土産を買った。

北陸新幹線は無事に動いた。気が抜けてビールを飲んだけど、このまま油断して大宮とか東京まで行っちゃったらどうしよう、と今度は不安になってくる。金沢から長野までは2駅ほどだから気を抜けない。それで、また文字起こしの続きをやった。今日取材した分の文字起こしを終わらせた。


長野駅に着いて、そこから在来線でおばあちゃんの家まで。電車は遅延していたやつがちょうどきてラッキー。へろへろになって帰宅。お腹は空いてなかったけど、なにか食べたくてお蕎麦を食べる。あと温泉卵。こたつがあったかくて、幸せを感じる。


風を防げる家があって、誰かが居て、ご飯があって、布団で眠れることがありがたい、と心から思った。こういう非常事態のときには改めて、日常が続くことのありがたさを身に染みて感じる。無事に家に(おばあちゃんの家だけど)辿り着けてよかった……人がいる、うれしい……安心してねむる。


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