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  • Writer's picturefuzuki hoshino

自分が出したエッセイ『プールの底から月を見る』の読書会をやった。 秋田から友人のたいが君が来てくれて、一緒に企画という形で。

みんなが私の本を持っていてくれて、しかも読んでくれていて、今まで本読んだよって伝えてもらえる機会は何度もあったはずだけど、本を片手にたくさんの人が集まってくれているのがすごく不思議で、すごくうれしかった。(その様子を写真に撮りたかったのにすっかり忘れた…)

読書会の進行みたいなのはまだ慣れなくて、えっと、この次どうしたらいいんだっけ、みたいに止まっちゃうことがある。だけど、まあそれもいいかなって思ってもいる。今までは、自分と誰かの間に生じる間が怖くて、それを言葉で埋めようとしていたけど、そこにある間をそのままにできるようになった。 まだたまに怖いと思うこともあるけど、もっとそれと仲良くなりたい。

打ち上げに何人かでご飯を食べに行った。 別々の場所に住んでいて、ばらばらの生活をしている人たちの今年の話を聞く。それから来年どうしたいのか、というか人生どう生きたいのか、みたいなことに話がひらいていった。(お酒の力は大きい) はじめてのメンバーだったのに、そんな感じがぜんぜんしなかったのは、みんなが優しかったからだと思う。

今日の読書会を計画していた頃は、12月27日って超年末だね!って話してたのに、あっという間に時間がやってきて、そして終わった。


この言葉を自分の本の中から見つけてどきっとする。ここ数年は自分を更地にしていくような時間だった。来年はまた違うものが書けるかな。

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  • Writer's picturefuzuki hoshino

夕方、展示の片づけをしにmisumiに行った。 なみこさんが展示を見てくれた人たちの様子を話してくれて、作品を買いたいと言ってくれたひとや、手紙を書いて持ってきてくれた人がいたことを教えてくれる。(もらった手紙はとても切実なものでした) やってよかったね、って何度も言い合って、すごくうれしい気持ち。 展示してある壁を見て、自分がつくったものが好きで、そう思えることがとってもしあわせだと感じた。なみこさんの作品も大好き。 自分や自分がつくるものに自信がもてなかったり、ひとりだとうまくいかないと思うことが何度もあったけど、最近は人と一緒になにかをやることがうまくなってきた実感がある。 なみこさんと話していると、次から次にやりたいこと、やってみたいことが溢れてきて、その時は体の輪郭を忘れる。自分がやわらかいエネルギーの塊みたいになって、それがふよふよ動いている感じ。自由でおもしろい。 私たち一緒にいるといいことがある!と思ったので、来年も月に一度くらいは会って、それ以外のときは別々で制作を続けていこうと話した。

自転車に乗って銭湯まで勢いよく漕ぐ。外気はつめたいけど、すごくいい気分。

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  • Writer's picturefuzuki hoshino

最近考えることが多く、自分が頭の中に居て、現実に戻ってこれなくなるような状態が続いていた。昨日は久しぶりに日付が変わる前に眠ることができて、すこしだけ落ち着いた感じがする。

晴れていたので散歩に行く。昨日降った雪が残っていたり、残った雪が道路で溶けて凍っていた。いつもの道だけど、ぜんぜん違って見える。かなり歩きにくくて、普段使わない筋肉を使っている感じがした。 まだ誰も踏んでいない綺麗な雪が残っていると、そこを歩きたくなる。雪を踏むとぎゅって、音が鳴った。 うしろを振り返ると自分の足跡が残っていて、歩いた軌跡がそのまま残って、今の自分がいるところまで繋がっていた。当たり前のことだけど、そんなことで感動した。日記を続けて書けているから、そのことを書こうと思った。

お墓の前を通ると、造花の上に雪が積もっていた。花立の中の水は凍って、小さなスケートリンクみたいになっている。人が歩いた形跡はなくて、ちいさな動物の足跡が雪の上にあったけど、何の動物かわからなかった。(前足が3本で、後ろが1本の足跡が繰り返しあったけど、本当に何だろう…?)

何気なくモーニング娘。の「Ambitious! 野心的でいいじゃん」を聴いたら、歌い出しの「JUMP JUMP take offしようぜ! 天使の羽を持っている」の歌詞が真っすぐに届いてしまって、「えっ、天使の羽を持っているの…」とびっくりして顔をあげる。気づいたら田んぼのあぜ道にいて、一面真っ白の景色がひろがっていた。


家に帰ってから、修ちゃんと年末どこへ行こうか電話で話して考える。あと一週間しかないし、旅館は年末年始の価格なのか高いし、どこも予約でいっぱいだった。 私のクリスマスプレゼントがさっき届いた、と言ったので「ドライフルーツのジャムは肉と一緒に食べても美味しいみたい、クリスマスっぽいからよかったら作ってみて」と言った後に、どうして自分はそこで一緒にいられないんだろう、って思った。もしそうすることができていたら、解散することもなかったのかな、とか。 結局、年末の予定は決まらないまま、まだ一応は”付き合っている”という範囲の中にいることとか、それでも一週間後には離れることが決まっていることとかが、よくわからないままでいる。

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​日報

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