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  • Writer's picturefuzuki hoshino

20230114

ぬるい風、ずつう。春みたいな陽気でなんか気持ちわるい。 村上春樹の「国境の南、太陽の西」を読んでいて、久しぶりの小説なので読むのが楽しい。


夕方、すこしだけ雨が降ってきた。もりちゃんの家に行って、猫の世話をする。 昨日よりも猫のグーがなついてくれて、触るとぐるぐる喉を鳴らしたりじっとこっちを見ている目の中に安心しているような感じがある。うれしい。


家主が不在の家にいる不思議さの中で、本を読んだりすこし書き物をする。 グーがとなりの椅子にのぼってくる。

そういえば、なぜか私は人が留守の間に動物や植物の世話を頼まれることが多くて、家主がいない部屋にひとりでいることがよくある。 最初わくわくして、そのあとそわそわして、家を出る時には電気を消したかとか、戸締りをしたか、とかそういうことがとにかく気になって不安。(こっそり悪事をはたらいたあとのあの感じに似ている)


帰り道は、土曜日だけど歩いている学生が多かった。 家の付近は空が手前から奥にかけてしっかりと暗くなっていて、そのグラデーションに圧倒された。

このぬるい風に輪郭が溶けてしまえばいいのになーと思う。

墨みたいに暗くなっている方向に向かって自転車を走らせた。 冬は苦手なのに、なんとなくまだ春は来ないで欲しいと思う。

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