top of page
Search
  • Writer's picturefuzuki hoshino

ものすごく寝て、アラームに夢を破られるようにしておきた。たくさん寝たのに疲労感がある。

夢では急かされたり、走ったり、たいしておもしろくない話題に(むりして)過剰に反応したりしていた。 なんで夢の中でもそんなことしなきゃいけないんだ…と思うけど現実よりずっと夢の中の自分の方がしんどそうだった。意のままにならない(夢の中は理不尽なことだらけ)からかも?と思ったけど、それは現実でも一緒のことかも。


昨日は研と佐々木さんとラジオを録った。わたしの恋愛至上主義を嫌悪する態度について、「何がいやなの?」って聞かれたけど自分の言葉でうまく説明ができなかった。 つまりこういうこと?って聞かれても、うーん、近いような、ぜんぜんちがうような… 別に恋愛してる人を否定したい訳でもないし、恋がしたくないわけでもないんだけど、じゃあ何なの?って聞かれると黙ってしまう。


自分にとって普通に暮らしているだけなのに、社会がつくった大きくて雑な枠の中に自分が収められているような気持ちになることがあって、気付いたら女であるというゼッケンを着ていて、走らされている感じ。

恋愛をして、セックスをして、結婚、出産などをする設計図みたいなのが最初に渡されていて、紙の端っこには「この通りにしなくてもいいけど、したほうがいいですよ~」って無視できない注意書きも添えられている。彼らの思惑を無視して歩いている人はなんだかしんどそうだし、従ったほうがいいだろうな…という諦めに近い気持ちを抱えながら、自分がどうしたらいいのかわからない。

(実際はそうでないし、そんな声は無視すればいいじゃん、って佐々木さんには言われそうだけど、わたしがそのしんどさを実際に感じているのだからそれは”現実”でもあるし、いきすぎた自分の被害妄想でもある)

自分が選び取ってきた今までのことが、ほんとうに自分が望んだことなのか、誰かに刷り込まれたことなのか私は一切自信が持てない。それが顕著なのが恋愛で、本当にあれって必要だったんだっけ?私はそんなことしたかったんだっけ?って、いちいち振り返っては、自分のことも世界のことも信じられなくなった。



自分の考えが矛盾している自覚もたしかにある。自分だって他人のことをそのまま見ているなんて到底おもえない。いろんなタグが自分にも相手にも付けられていて、それを見ている。そのまま見る、というのはどういうことだろう?



若いから、とか女だからとかおそらくそういう理由で好意を持たれた経験を思い出すと、今でもうっすらと傷つく。若くて、ばかで、無知だった当時の自分は、ただやさしくされたことが嬉しいと感じていたけど、実際は、ばかにされていたんだと思う。(そのことには時間差でしか気づけなかったけど、時間差で気付いたからこそショックだった!)(でも、「本当に」ばかにしていたのかな?男性は若い女を性的に見ているみたいな考え方も、もしかしたら刷り込みかも…)(これもきりがない…)



過去に経験したそういう体験が、ぐるぐると体のなかを廻って、私の恋愛観とか、パートナーシップへの考え方に歪みを発生させているのかもしれないし、もしかしたら関係はないのかもしれない。別に私の価値観は歪んでなんかいないのかもしれない。


さっき見た夢の中で、権力がありそうな男性にへこへこしていて、自分はまだそういう態度で人に接するんだ~とやや意外に思ったけど、それが妙にリアルな感じだった。





254 views
  • Writer's picturefuzuki hoshino

ぬるい風、ずつう。春みたいな陽気でなんか気持ちわるい。 村上春樹の「国境の南、太陽の西」を読んでいて、久しぶりの小説なので読むのが楽しい。


夕方、すこしだけ雨が降ってきた。もりちゃんの家に行って、猫の世話をする。 昨日よりも猫のグーがなついてくれて、触るとぐるぐる喉を鳴らしたりじっとこっちを見ている目の中に安心しているような感じがある。うれしい。


家主が不在の家にいる不思議さの中で、本を読んだりすこし書き物をする。 グーがとなりの椅子にのぼってくる。

そういえば、なぜか私は人が留守の間に動物や植物の世話を頼まれることが多くて、家主がいない部屋にひとりでいることがよくある。 最初わくわくして、そのあとそわそわして、家を出る時には電気を消したかとか、戸締りをしたか、とかそういうことがとにかく気になって不安。(こっそり悪事をはたらいたあとのあの感じに似ている)


帰り道は、土曜日だけど歩いている学生が多かった。 家の付近は空が手前から奥にかけてしっかりと暗くなっていて、そのグラデーションに圧倒された。

このぬるい風に輪郭が溶けてしまえばいいのになーと思う。

墨みたいに暗くなっている方向に向かって自転車を走らせた。 冬は苦手なのに、なんとなくまだ春は来ないで欲しいと思う。

77 views
  • Writer's picturefuzuki hoshino

深夜。家族も寝て、猫も寝て、わたしだけが起きている。 夜は静かで、宇宙に放り出されたようにぽっかりと孤独。 なんとなく付けたテレビは海外のドラマを放映していて、いろいろがままならない気持ちのまま、ぼんやりとそれを見る。 自分の知らない世界のどこかで、今日も誰かが生きているのだという実感に感慨が湧く。 明日は(正確には日付が変わって今日)、これからどうなるだろう、と考える。(朝は起きれるかな)(予定は何があったかな)(おなかがすいてきた気がする)(友だちとうまくやれるかな)

いろいろな考えが雪みたいに背中に積もって、こたつから動けなくなる。 昨晩眠れなくて、深夜に「私の解放日誌」を見ていたら、こんな高校生の頃の気持ちを突然思い出した。あれはたしか受験前の冬で、昨日みたいにひどく寒い夜だった。

43 views

​日報

bottom of page