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Writer's picturefuzuki hoshino

最近考えることが多く、自分が頭の中に居て、現実に戻ってこれなくなるような状態が続いていた。昨日は久しぶりに日付が変わる前に眠ることができて、すこしだけ落ち着いた感じがする。

晴れていたので散歩に行く。昨日降った雪が残っていたり、残った雪が道路で溶けて凍っていた。いつもの道だけど、ぜんぜん違って見える。かなり歩きにくくて、普段使わない筋肉を使っている感じがした。 まだ誰も踏んでいない綺麗な雪が残っていると、そこを歩きたくなる。雪を踏むとぎゅって、音が鳴った。 うしろを振り返ると自分の足跡が残っていて、歩いた軌跡がそのまま残って、今の自分がいるところまで繋がっていた。当たり前のことだけど、そんなことで感動した。日記を続けて書けているから、そのことを書こうと思った。

お墓の前を通ると、造花の上に雪が積もっていた。花立の中の水は凍って、小さなスケートリンクみたいになっている。人が歩いた形跡はなくて、ちいさな動物の足跡が雪の上にあったけど、何の動物かわからなかった。(前足が3本で、後ろが1本の足跡が繰り返しあったけど、本当に何だろう…?)

何気なくモーニング娘。の「Ambitious! 野心的でいいじゃん」を聴いたら、歌い出しの「JUMP JUMP take offしようぜ! 天使の羽を持っている」の歌詞が真っすぐに届いてしまって、「えっ、天使の羽を持っているの…」とびっくりして顔をあげる。気づいたら田んぼのあぜ道にいて、一面真っ白の景色がひろがっていた。


家に帰ってから、修ちゃんと年末どこへ行こうか電話で話して考える。あと一週間しかないし、旅館は年末年始の価格なのか高いし、どこも予約でいっぱいだった。 私のクリスマスプレゼントがさっき届いた、と言ったので「ドライフルーツのジャムは肉と一緒に食べても美味しいみたい、クリスマスっぽいからよかったら作ってみて」と言った後に、どうして自分はそこで一緒にいられないんだろう、って思った。もしそうすることができていたら、解散することもなかったのかな、とか。 結局、年末の予定は決まらないまま、まだ一応は”付き合っている”という範囲の中にいることとか、それでも一週間後には離れることが決まっていることとかが、よくわからないままでいる。

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23時すぎに修ちゃんと電話をする。仕事の話とか年末の話とかしていたら普通に時間が過ぎていって、(私には打ち明けたいと思っている気持ちがあって)「あの、話したいことがあって…」みたいな、重めの切り口で話題を変えた。

すると、びっくりしたのは、まったく同じようなことを彼も感じていたと告げられたこと。聞けばそれを考え始めたタイミングも同じと言う。そのことにすごく安心して、自分が最近考えていたことをなるべくまっすぐ、伝えることができたと思う。(自分が何を話すかということより、相手がどんなふうに聞いてくれるかが、何よりも重要なことだ、と思った)


まったく感情的にならずに、これからどうしたいのかを一緒に考えることができた。「別れる」みたいな言葉もしっくりこなくて、私たちは年内をもって「解散」することになった。 1月1日でぴったり5年間。私たちはよくやったし、とっても楽しかった。 今年が終わる12/31は、そんなお互いに感謝と慰労の気持ちを込めて会って、きれいな景色でも見ながら、一緒においしいものを食べようと話した。

それで、じゃあおやすみ~また連絡するね~って電話を切る。 何かが終わることなんてないのだ、と思った。

こんなふうに、すこし先のことを考えて前向きに離れることを選べた私たちのこれからは、たぶん明るい。 ずっと明るいといいな。

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起きたら雪が降ってる。雪はきれい。 ぜんぶが平等に白くなっていることがうれしい。

自分の名前から連想した詩を作ろうと思って、3パターン考えた。 ひとつずつ声に出して朗読して父に聞いてもらう。 一番さいごに読み上げたやつがいい、と言われた。私もそう思った。 朝のまだ暗い時間帯で、窓の外はすぐ宇宙、みたいな気持ちになった。 名前の中にある要素をばらばらに分解して、手に取って、もう一度組み立てていく。その作業に自分自身がまるごと肯定されるような感覚があった。

2月の一番寒いときに、友だちと集まって名前から詩や短歌をつくったりするの、やってみたいな。 この前のme and youのイベントを経てから、なんでもできるし、やってみたいような気持ちになってる。

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​日報

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