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  • Writer's picturefuzuki hoshino

深夜。家族も寝て、猫も寝て、わたしだけが起きている。 夜は静かで、宇宙に放り出されたようにぽっかりと孤独。 なんとなく付けたテレビは海外のドラマを放映していて、いろいろがままならない気持ちのまま、ぼんやりとそれを見る。 自分の知らない世界のどこかで、今日も誰かが生きているのだという実感に感慨が湧く。 明日は(正確には日付が変わって今日)、これからどうなるだろう、と考える。(朝は起きれるかな)(予定は何があったかな)(おなかがすいてきた気がする)(友だちとうまくやれるかな)

いろいろな考えが雪みたいに背中に積もって、こたつから動けなくなる。 昨晩眠れなくて、深夜に「私の解放日誌」を見ていたら、こんな高校生の頃の気持ちを突然思い出した。あれはたしか受験前の冬で、昨日みたいにひどく寒い夜だった。

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  • Writer's picturefuzuki hoshino

猫がかわいすぎる。私が10歳の時に拾ってきてから18年間(長命)ずっと、一番可愛い。うちの猫は黒猫で、毛が長くて目の色が綺麗。ふわふわで、かわいくて、美しいことが自明である。自明とは、 証明したり特に詳しく説明したりするまでもなく明らかなこと、らしい。ほんとうにそのように思う。比べたり、思考を挟み込む余地がない事実はとても強い。猫がかわいい、山が大きい、夜は暗くて星がよく見える。

うめちゃんが貸してくれた本「限界から始まる」をやっと読み終えた。上野千鶴子さんと鈴木涼美さんの往復書簡。心に留めておきたい言葉が多すぎて、付箋張りまくり。今度はその付箋を貼った箇所を、Notionに書き起こして、付箋を剥がす作業をしているのだけど、途方もない…。 過去の自分が、未来の自分へもう一度気に留めて欲しくて貼った部分をもう一度読み直して、どこの部分を掬い取って欲しかったのか考えながら書き起こす。 この表現!という部分的なものもあれば、ざっくりその章をもう一度考察して欲しくて貼られているように感じるところもあって、未来の自分(=現在)がたいへん。だけど、それは過去の自分と対話しているようで、楽しい作業でもある。昔から、未来の自分に受け取って欲しい体験や、気持ちを、私は思い切り先のほうにぶん投げる癖がある。だからその方向へ行くしかなくなって、たまに疲れてしまう。だけど、地続きである自分を楽しみながら生きているとも言えるだろう。

上野千鶴子さんはずっと怖いイメージがあって、そのイメージがイコール、フェミニズムへの印象となっていたところがあったけれど、この本を読んで、とても愛に満ち溢れたすてきな人だという印象に変わった(言葉がまっすぐすぎてたまにこわいけど、こんな風に向き合ってくれる人なんてそうそう居ないと思う)。 恋愛、性、結婚、家族、孤立、自己実現と表現、文章を書くことなど、ピンポイントで自分に向けられた本なのでは…と思った。(そう思える内容ってことは良い本ってことですよね)

本を読むと視野が広がるし、自分がいかに狭い価値観の中に放り込まれていたかに気付くことができてうれしい気持ちしかない。思考が解放されたらかなり自由な気分。もっと学んでみたい分野があるし、たのしく生きるために知りたいことが尽きない。まだ言語化できない部分もたくさんあるけど、それは自然と浮上してきたときにうまく付き合っていけますように。きっと未来の自分はうまくやってくれるし。

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人にぜんぜん連絡が返せていない。7時前から起きているのに一日のやりたいこと・やったほうがいいことをリストアップだけして放置。

なんとなく体調もわるい。満月だから?排卵日かもしれない。 どこかのお店でゆっくり落ち着いて本が読みたい。着替えたりすることが面倒で外に出るのがむずかしいと感じる。


昨日から人とちゃんと話さなければと思っていることがあるけど、相手のコンディションもわるくて、なかなか進まない。 自分の平穏さは自分で守りたいけど、わたしの場合は簡単に外的な要因でぐらぐらになる。そのたびに、まわりの人に助けられてどうにかなっている。 もうすこしどっしりした人間に成っていたような気がしていたけど、それはほんとうに気のせいだったみたい。

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​日報

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